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入国時の新ルール:外国人の結核スクリーニング制度とは?

こんにちは。
外国人ビザと雇用の専門家
中国語が話せる行政書士・社労士の大西祐子です

ようやく始まった結核スクリーニング。
日本で生活を始める外国人の数は年々増加しています。
それに伴い、公衆衛生を守るための施策が重要視されています。

2024年から開始される「外国人の結核スクリーニング制度」は、その一環でしょう。

コロナウイルス感染症では入国制限が問題になっていましたが、この結核スクリーニングも同様に入国制限となります。
指定された国から入国する際は検査を行い、証明がなければコロナウイルス感染症の入国制限と同様に入国できなくなります。

なぜ結核スクリーニングが必要なのか?

 結核は一時期、日本でも減少傾向にありましたが、近年では外国人の入国増加により再び注目されています。

特に結核の罹患率が高い国から来日する外国人の間ではリスクが指摘されています。

このため、新規入国外国人に対して、結核スクリーニングを義務化することになったのです。
ずいぶん前から行うと記載されていたものが、ようやく具体化したという感じです。

これは、日本国内での結核感染リスクを抑えるとともに、外国人本人の健康を守る目的でもあります。

制度の実際と対象者—中国は調整中?

新制度では、指定された国から来日する外国人が対象となり、事前に結核検査を受け、入国時にその証明書を提示する必要があります。

中国からの来日者については現在調整中であり、制度の詳細は未確定です。(検査証が無くても、目下入国できます)

すでに動き出している対象国では入国手続きに「結核非発病証明書」の提出が必要となります。

  • 対象国の予定スケジュールは以下になります。
  • 令和7年 3月24日  指定健診医療機関における健診受付開始(フィリピン・ネパール)
  • 令和7年 5月26日  指定健診医療機関における健診受付開始(ベトナム)
  • 令和7年 6月23日  結核非発病証明書の提出義務付け(フィリピン・ネパール)
  • 令和7年 9月 1日  結核非発病証明書の提出義務付け(ベトナム)

指定健診医療機関がまだ決まっていませんが、半年後からはフィリピン、ネパールから順次始まります。
その他、対象国とされているのはインドネシア・ミャンマー・中国。
指定健診医療機関の決定と併せて情報待つところです。

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