鎖国状態でも交流はあります
おはようございます!
中国語が話せる行政書士 大西祐子です。
日本からの渡航者や日本人に対する入国制限措置と
入国後の行動制限措置が外務省のHPで公開され、日々更新されています。
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html
5月11日時点で、日本からの渡航者や日本人に対して
入国制限措置を取っている国・地域は184か国・地域
アジア中心に一部ピックアップしました。
○台湾
3月19日から、外国人は居留証、外交、公務の証明、ビジネス上の契約履行等の証明がない限り一律入境禁止。
3月24日からは航空機のトランジットを禁止。
入境しても、14日間の自宅検疫の対象となり、自宅又は指定地点からの外出、公共交通機関の利用は認められません。従わない場合は罰則もあります。
「自宅検疫」中、所轄の里長(町内会長)等が毎日1、2回電話で対象者の健康状態を確認。
5月4日から自宅等に
①65歳以上の高齢者、6歳以下の子ども、慢性疾患患者のいずれかがいる場合
②在宅検疫者が単独で使用できる個室(トイレ、浴室を含む)がない場合
入境後に防疫ホテルに入らなければならなりません。従わない場合は罰則があります。
罰則付きで厳しいです。
○中国
15日以内の滞在であればビザを免除する措置を全て一時的に停止。
3月28日から、これまでに発行された有効な訪中ビザや居留許可証による外国人の入国も暫定的に停止。
しかし、今後新たに取得するビザでの入国は可能。
新たにビザが発行されるのですね。
○香港
1月27日から過去14日以内に湖北省に滞在歴のある非香港居住者の入境を禁止。
3月25日午前0時から、海外から航空機で香港国際空港に到着した全ての非香港居住者、中国本土、マカオ、台湾から入境する非香港居住者で、過去14日以内にこれら以外の海外滞在歴のある者の入境を禁止。
香港国際空港は全てのトランジットを停止する。
入境しても、14日間の強制検疫措置が取られます。
○インドネシア
外国人によるインドネシア入国・インドネシアでのトランジットを原則禁止。
例外として一時滞在許可(KITAS)・定住許可(KITAP)を保持する外国人、外交・公用査証保持者、医療・食料関係者等は一定の条件にて入国を許可する。
入国しても14日間、指定された場所で隔離。
○韓国
3月9日以降、日本に対するビザ免除措置と既に発給されたビザの効力を停止。
韓国国内で外国人登録(永住資格を含む)または居所申告が有効な場合には適用されません。
4月13日からは、ビザ申請のときに医療機関発行の診断書を提出し、ビザ申請の審査で健康状態インタビューも実施されています。
入国しても、健康状態質問書と特別検疫申告書の作成、入国場検疫での発熱チェック、韓国国内滞在住所と連絡先(携帯電話)の提出、自己診断アプリのインストール等を求めるられます。
4月1日からは原則として14日間、自宅又は施設で隔離。隔離施設利用時の費用は本人負担。
○シンガポール
3月23日から短期滞在者の入国、トランジットを禁止。
長期査証保有者のうち、労働査証保持者(配偶者・子等を含む)は、保健や運輸等の公共サービスに関連する業種の労働者以外は、シンガポールへの帰国を不可。
その他の長期査証保持者と永住者は例外。
入国しても指定された施設での14日間の隔離を義務付けられ、罰則もあります。
○フィリピン
3月2日から全ての在外公館で新規ビザの発給を停止。
ビザ免除対象国からの入国も停止。
発給済みのビザは3月19日時点でフィリピン国内に滞在している者と駐在外交官の分を除いて無効。
入国しても、入国から14日間の自主隔離。
○ベトナム
3月22日から全ての国・地域からの外国人の入国を停止。
(外交旅券、公用旅券所持者、その他特別な場合(①重要な外交活動に参加、従事する外国人②専門家、企業管理者、高技能労働者等)に対しては、必要であればビザを発給。
)
ハノイ空港、ホーチミン空港では国際線旅客便の受入れを停止。
入国しても、独立した区域での検査、強制医療申告、隔離を実施。
○タイ
非常事態宣言により、外国人の入国を原則禁止。
ただし、労働許可証を持っている外国人、外交団、国際機関の職員、政府の代表等に限り、健康証明書(出発の72時間以内に発行されたもの)と出発地のタイ大使館・総領事館が発行するレター(労働許可証を有する外国人の場合のみ)の提示があれば、入国は可能。
例外的に入国しても、入国時に発熱及び呼吸器症状が確認された場合は、ウイルス検査が実施され、陽性の場合は、タイの医療機関で隔離・入院治療。
陰性の場合でも入国後14日間の自己観察が要請されます。
○ミャンマー
3月31日から5月15日まで商用旅客航空便の着陸を禁止。
3月19日から陸路での外国人の出入国を禁止。
各国対応が様々ですが、人も物も飛び交う現代において、
これほど鎖国状態になることがあるのが不思議です。
一方、情報は以前に増して飛び交っており、
かつてないほど、離れた状態での交流があります。
そのうち旅行や体験も行かなくてもできるようになりそうです。
引きこもりが普通になりそう。
最後までお読みいただきありがとうございます。
今日も良い一日をお過ごしください!
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