技能実習制度と実態は乖離しているのか?
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外国人ビザ・入管手続専門★中国語が話せる行政書士 大西祐子です。
特定技能制度及び技能実習制度に関する意識調査の資料からご紹介します。
〇技能実習制度とは
国際貢献のため、
開発途上国等の外国人を日本で一定期間(最長5年間)
に限り受け入れ、
OJTを通じて技能を移転する制度です。
平成5年に制度ができ、続いています。
技能を修得することが目的であるため、
あらかじめ計画を立て、
その計画に基づいて働くことになります。
技能を修得したかについては、修了時に技能検定を受けることに。
合格したら、次のステップに進めます。
〇真の目的は?
技能実習生が技能実習を行いたいと思った理由トップ3
- 「お金を稼ぎたいから」(73.7%)
「自分の技能を向上させたいから」(70.6%)
「日本人の仕事への姿勢を学びたいから」(53.9%)
会社が技能実習生を受け入れる目的トップ3
- 日本人の雇用が困難なため(77.8%)
途上国への技術・技能移転などの国際貢献のため(48.8%)
社内活性化のため(34.5%)
〇帰国後は
技能実習期間で学んだことが、帰国後役に立ったと回答した人
令和3年度で89.0%
令和3年は低くなっていますが、その前4年間は90%超え。
〇役に立った内容のトップ3
- 修得した技能 76.4%
職場の規律 66.2%
日本での生活経験 64.0%
〇帰国後の就職状況は
- 雇用されて働いている(16.3%)
雇用されて働くことが決まっている(9.3%)
起業している(14.4%)
一定の評価はあり、
技能実習制度と実態がまったく乖離しているので今すぐ廃止!
というほどのものではないかと思います。
要は、ルールを守ってきちんとやればいいだけでは?と
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